資金不足の原因
損益計算書および貸借対照表の数字と、資金繰りとの関連が理解できてくると、なぜ資金不足になっているのか、その原因が見えてきます。
資金不足はどのような場合におこるのでしょうか。


資金不足のパターン 資金不足となっている原因
(1)売上増加による資金不足 売上が増加傾向で利益が出ても、仕入代金の支払いが先行すると、資金は不足する。
(2)売上減少による資金不足 現金商売だと、売上入金が先行し、仕入代金が後払いとなるため、売上減は即資金繰りを悪化させる。
(3)在庫が増えて資金不足 在庫が増えるということは、仕入から売上までに時間がかかっているということであり、(1)と同様、支払先行により資金は不足する。
(4)売上代金が回収されていないため資金が不足 売掛金を回収してはじめて売上といえる。売上債権の回収状況を管理しないといけない。
(5)設備投資で資金が不足 計画性のない設備投資、一時的な余裕資金での投資は資金繰りを苦しくする。
(6)借入返済で資金が不足 資金繰り計画によるキャッシュフローを超える返済プランでは資金ショートする。
(7)利益が出て資金が不足 利益のうち40%は納税しなければならない。さらに(1)(3)(4)の要因が重なると、納税資金の確保に苦慮する。
(8)納税により資金が不足 (7)のほか、消費税の納税を考慮しなければいけない。

パターン(1)の事例(卸売業) ※ 仕入は売上に対して60%(粗利率40%)




売上が急増した5、6月の資金繰りが悪化
パターン(2)の事例(飲食業) ※ 仕入は売上に対して60%(粗利率40%)




売上が減少した6、7月の資金繰りが悪化
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